高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2025は6日、各地で第1節を開催した。EASTでは、前橋育英高校と柏レイソルU-18が激突。前橋育英がDF牧野奨、FW大岡航未の得点で2-0の勝利を収めた。
 

今年1月に行われた全国高校サッカー選手権大会で日本一に輝いた前橋育英と昨年度のプレミアリーグEASTを3位でフィニッシュした柏U-18の一戦。前橋育英はU-17日本高校選抜のMF白井誠也、伝統の“14番”を継承したMF竹ノ谷優駕らが先発出場し、柏U-18は元Jリーガーのノグチピント・エリキソン氏を父に持つGKノグチピント天飛、主将のDF上原伶央らがスタメンに名を連ねた。
 

試合は立ち上がりからホームチームが攻勢を強めた。すると前半12分、前橋育英は左サイドから攻撃を仕掛けると、ペナルティエリア内でパスを受けた牧野のシュートが相手選手の腕に当たりPKを獲得。この決定機を牧野がゴール右に沈め、先制に成功した。
 

その後も前橋育英ペースで試合が進むと、後半18分に追加点を挙げた。ハーフウェイライン付近から左サイドの深い位置にロングボールが入り、駆け上がった牧野が収める。ヘルプに入ったMF平林尊琉が、やや内側で受けてゴール前にクロス。ニアサイドに飛び込んだ大岡が流し込むように決めてリードを広げた。
 

2点ビハインドとなった柏U-18は、9番を背負うFW越川翔矢をターゲットに反撃に出るも、シュートまで持ち込むことができない。前橋育英が2点差を守り抜き、白星スタートを切った。前橋育英は12日に開催される次節で鹿島アントラーズユースと敵地で対戦。柏U-18はホームに浦和レッズユースを迎え、今季初勝利を目指す。