「フィリーズ-ドジャース」(6日、フィラデルフィア) ドジャースのタイラー・グラスノー投手が三回途中5安打5失点KOされた。60球を投げてストライク28球、ボール32球。5四球の乱調だった。 中5日の調整で臨んだ今季2度目のマウンド。初回…

 「フィリーズ-ドジャース」(6日、フィラデルフィア)

 ドジャースのタイラー・グラスノー投手が三回途中5安打5失点KOされた。60球を投げてストライク28球、ボール32球。5四球の乱調だった。

 中5日の調整で臨んだ今季2度目のマウンド。初回にT・ヘルナンデスの3号2ランで2点の援護を受けた右腕は初回1死から四球を出したが、後続をピシャリ。二回も2死から内野安打で走者を背負ったが、無失点に抑えた。

 異変は三回だ。三回の味方攻撃中に雨脚が強くなり、ぬかるみ始めたマウンドの影響からか、先頭の9番マーチャンに四球を与えると、1番シュワーバーの打席中にロバーツ監督がタイムを要求し、トレーナーとともにマウンドへ。グラスノーの状態を確認した後、続投したが、シュワーバー、ターナーに連続四球を出し、無死満塁。3番ハーパーに左前適時打を許して1点を返されると、4番ケプラーへの初球が暴投になり、あっさり同点に追いつかれ、4つ目の四球を与えたところで強制降板となった。

 緊急発進となった2番手ベシアが5番カステヤノスへの初球、高めの直球を左中間席へ運ばれ、満塁弾を被弾した。

 大谷翔平投手は「1番・指名打者」で出場し、三回までに2打席に立ち、左腕サンチェスに連続空振り三振を喫した。

 ドジャースは試合前に新加入のブレーク・スネル投手が左肩炎症のために15日間の負傷者リストに入ったと発表。前日まで開幕9勝1敗と好スタートを切ったチームに暗雲が漂い始めている。