「フィリーズ8-7ドジャース」(6日、フィラデルフィア) 大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打1四球。3打席連続三振を喫するなど、2試合連続ノーヒットだった。T・ヘルナンデスが2打席連発を含む3安打4打点の活躍を見せたが、…

「フィリーズ8-7ドジャース」(6日、フィラデルフィア)

 大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打1四球。3打席連続三振を喫するなど、2試合連続ノーヒットだった。T・ヘルナンデスが2打席連発を含む3安打4打点の活躍を見せたが、リリーフ陣がリードを守り切れず、3カード目で初の負け越しを喫した。

 3連戦全打席で敵地ファンからブーイングを浴びた。初回の打席は昨季11勝を挙げたサンチェスに対し、カウント1-2から低く沈むチェンジアップに空振り三振。続く三回の打席はカウント2-2から内角チェンジアップにバットは空を切った。

 ドジャースは初回にT・ヘルナンデスの3号2ランで2点を先制したが、先発グラスノーが三回に3連続四球から適時打と暴投であっさり同点に追いつかれる。60球で降板すると、緊急登板の2番手ベシアが満塁被弾し、勝ち越された。

 大谷は3点ビハインドの五回の打席でカウント2-2から内角ボールになる156キロシンカーを空振りして三振。3月31日のブレーブス戦に続き、シーズン2度目の1試合3三振を喫し、過去の対戦打率は・300(10打数3安打)の左腕に完全に封じられた。

 点差を2に縮めた七回無死一塁の打席は四球。3番手右腕ロマノが1ボールから投じたど真ん中の150キロ直球を空振りするなど、フルカウントから6球目を見送って一塁へ歩いた。続くベッツの適時二塁打で1点差とし、この日、2本塁打を含む3安打と大当たりだったT・ヘルナンデスの犠飛で大谷が同点のホームイン。さらにスミスにも適時二塁打が飛び出し、逆転に成功した。

 ところが、4番手で七回のマウンドを託されたトライネンが乱調。先頭ハーパーに中越え二塁打、ケプラーに四球で無死一、二塁。1死後にストットにスライダーを右前へ落とされて同点にされ、後続の併殺崩れの間に勝ち越し点を許した。

 大谷は九回、先頭の打席で守護神左腕アルバラドの初球を打って一ゴロ。後続も倒れて万事休した。