「フィリーズ8-7ドジャース」(6日、フィラデルフィア) ドジャースのタイラー・グラスノー投手が三回途中5安打5四球5失点でKOされた。60球のうちストライクはわずか28球。二回まで無失点に抑えていたが、雨脚が強くなった三回に先頭から3者…
「フィリーズ8-7ドジャース」(6日、フィラデルフィア)
ドジャースのタイラー・グラスノー投手が三回途中5安打5四球5失点でKOされた。60球のうちストライクはわずか28球。二回まで無失点に抑えていたが、雨脚が強くなった三回に先頭から3者連続四球で崩れて2点を失い、緊急登板した2番手ベシアが満塁被弾した。チームは4点ビハインドから一度は逆転する粘りを見せたが、ブルペン陣が踏ん張り切れなかった。
中5日の調整で臨んだ今季2度目のマウンド。グラスノーは雨の影響を否定しなかった。
「ボールの握りが悪くなったし、マウンド上で積極性とリズムを失ったというのもあると思う。そういうのが重なって悪いイニングになってしまったんだと思う」
具体的には球の握りに関しては「スプリットを投げた時に何球かヘンな感じがあった」と振り返り、水分を含んだマウンドには「足の着地が少し違う感じがし始めた」と話した右腕。「マウンドの状態について考えすぎないようにできたと思う」と反省しながら「厳しい日になってしまったけど、次の登板までに問題を解決していくしかない」と前を向いた。
チームはこの日、先発の柱として期待されている新戦力のスネルが左肩の炎症で15日間の負傷者リストに入ったと発表した。ロバーツ監督によると、少なくとも2登板を飛ばすことになる見込み。3Aの投手が代役を務める予定だが、グラスノーをはじめ、山本、佐々木、メイへの負担は大きくなることが予想される。