◆国際親善試合 日本1―1コロンビア(6日、大阪・ヨドコウ桜スタジアム) FIFAランク5位のなでしこジャパンは、同21位のコロンビアに1―1で引き分け。前半35分に先制され、後半アディショナルタイム(AT)3分にDF高橋はな(25)がPK…
◆国際親善試合 日本1―1コロンビア(6日、大阪・ヨドコウ桜スタジアム)
FIFAランク5位のなでしこジャパンは、同21位のコロンビアに1―1で引き分け。前半35分に先制され、後半アディショナルタイム(AT)3分にDF高橋はな(25)がPKを決めて追いついた。2000年以降全勝だった新監督の国内初陣で初の引き分け。ニルス・ニールセン監督(53)は就任からの連勝が3で止まった。
ニールセン監督の国内初陣を飾れなかった。FW籾木が前半31分に得たPKも相手にセーブされるなど序盤から好機を生かせず、後半アディショナルタイムにPKから追いつくのがやっと。指揮官は「ベストでも最低でもない。その間くらい。もう少しうまく戦えた」と格下に引き分けた試合を総括し、選手に注文をつけた。
不満に感じたのは「(前半は)挑戦するような走りが少なかった」ことだ。守備でも前線からの積極的なプレスがなりを潜め、コロンビアに先制点を奪われた。「勇気を持ってプレーする」という約束事が遂行されず、シービリーブス杯で米国を倒し、初優勝を飾ったチームから一変。MF長谷川も「米国戦と比べて少し前からのプレスが足りなかった」と反省した。
ただ、チームは構築段階。PKにつながるプレーを見せたMF松窪ら若手を称賛し、同監督は「興味深い選手も非常に多い」と今後に期待した。(浅岡 諒祐)