「女子国際親善試合、日本代表1-1コロンビア代表」(6日、ヨドコウ桜スタジアム) 世界ランキング5位の女子日本代表「なでしこジャパン」は、同21位のコロンビア代表に1-1で引き分けた。試合終了間際の後半48分に途中出場のDF高橋はな(三菱…
「女子国際親善試合、日本代表1-1コロンビア代表」(6日、ヨドコウ桜スタジアム)
世界ランキング5位の女子日本代表「なでしこジャパン」は、同21位のコロンビア代表に1-1で引き分けた。試合終了間際の後半48分に途中出場のDF高橋はな(三菱重工浦和)がPKでゴールを奪い、土壇場の粘りでドローに持ち込んだ。昨年末に監督に就任し、2月のシービリーブスカップで優勝に導いたニルス・ニールセン監督(53)は、国内初采配で自身指揮の連勝記録が3でストップした。
土壇場の粘りで黒星を免れた。1点ビハインドで迎えた後半追加タイムに千載一遇のPKを獲得。途中出場の高橋は「PKは好きじゃない。でも自分の形を作れば大丈夫」と冷静に、好セーブを連発していた相手GKの動きを読み切り、ゴールど真ん中に同点弾を突き刺した。
先発出場のフィールドプレーヤーは全員が海外組。ハイレベルな布陣で終始試合の主導権を握り、シュート数13と猛攻を見せながらも1点が遠かった。そんな中で、三菱重工浦和所属の高橋が国内組の意地を見せる一発。「試合に出られない悔しさをもちろん感じている。きょうはPKを蹴るチャンスがあったので、絶対につかみたかった」とものにした。
ニールセン監督は国内初陣を白星で飾れなかったが、昨年末の監督就任後、4戦負けなしで無敗が続く。それでも指揮官は「ベストでもなく、最低でもないその間ぐらい」と内容に及第点を与えない。本職はDFの高橋をFWとしてピッチに立たせ、後半見せ場を作ったMF松窪ら若手の起用も目立つなど、さらなる高みを目指して模索中だ。