「春季高校野球東京大会・2回戦、東海大菅生5-0世田谷学園」(6日、スリーボンドスタジアム八王子) 丁寧に投げ込んだ。東海大菅生のプロ注目左腕・上原慎之輔投手(3年)が7回2安打無失点。5球団のスカウトが視察した中で好投した。 序盤はボー…

 「春季高校野球東京大会・2回戦、東海大菅生5-0世田谷学園」(6日、スリーボンドスタジアム八王子)

 丁寧に投げ込んだ。東海大菅生のプロ注目左腕・上原慎之輔投手(3年)が7回2安打無失点。5球団のスカウトが視察した中で好投した。

 序盤はボール先行が目立ち走者を背負ったが、要所を締めた。中盤以降は「グラブ側の手が開くのが早かったので修正して、直球で押していこうと捕手と話しました」と改善。低めスライダーも駆使しながら計7三振を奪った。

 直球は最速142キロながら回転数2400とキレがある。今冬、指を縫い目に深くかけるよう握りを改良したことが奏功。走り込みにも注力し「直球の質が上がった」と手応えを感じつつある。

 阪神・吉野スカウトは「変化球もうまく使っている。ゲームメークできる好投手」と評価した。「高卒でプロに行きたいですが、今のままでは行けない」と上原。目指す舞台へ、成長を示す春とする。