自動車レースの世界最高峰フォーミュラワン(F1)の日本グランプリ(GP)の決勝が6日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットであった。GP3日間での来場者数が延べ約26万6千人(主催者発表)を記録し、鈴鹿で日本GPが再開された2009年以降、最多を…

 自動車レースの世界最高峰フォーミュラワン(F1)の日本グランプリ(GP)の決勝が6日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットであった。GP3日間での来場者数が延べ約26万6千人(主催者発表)を記録し、鈴鹿で日本GPが再開された2009年以降、最多を更新した。

 世界的なF1人気の高まりで外国人客が増えたことや、日本人ドライバー角田裕毅選手の強豪「レッドブル」でのデビュー戦となったことが影響し、来場者数は昨年を約3万7千人上回った。

 会場では角田選手の名前が入ったグッズを身につけたり、レッドブルの服を着たりするファンの姿が多くみられた。

 レース前の正午すぎ、コース上に角田選手が登場すると、スタンドからは大きな歓声が上がっていた。

 角田選手は5日の予選で不調に終わり、20人中14番目でスタート。順位をあげて12位でゴールしたが、「ホームGPでトップ10を狙っていただけに悔しい」と話した。

 3年ぶりに日本GPを訪れた岡山県倉敷市の船越楓雅(ふうが)さん(24)は「角田選手に入賞してもらいたかったが、観客席はすごく盛り上がったので見に来て良かったです」と語った。(野口駿)