【国際親善試合】日本女子代表 1-1 コロンビア女子代表(4月6日/ヨドコウ桜スタジアム)【映像】長谷川唯の美しい2タッチパス→籾木結花のホットライン なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は6日、国際親善試合でコロンビア代表と対戦し、1…

【国際親善試合】日本女子代表 1-1 コロンビア女子代表(4月6日/ヨドコウ桜スタジアム)

【映像】長谷川唯の美しい2タッチパス→籾木結花のホットライン

 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は6日、国際親善試合でコロンビア代表と対戦し、1ー1のドローに終わった。ニールセン体制初の国内試合は引き分けスタートとなっている。

 2月に行われたSheBelieves Cupで優勝したなでしこジャパン(FIFAランク5位)が、コロンビア代表(同21位)をホームに迎えた。同大会でも対戦した両チーム、4ー1でなでしこジャパンが勝利している。

 ニルス・ニールセン新監督の下では初となる国内試合では、GK山下杏也加とMF藤野あおば(いずれもマンチェスター・シティ)、MF谷川萌々子(バイエルン)、MF浜野まいか(チェルシー)などが怪我やコンディション不良で不在。GKには平尾知佳を抜擢し、中盤は2月にアメリカ撃破の原動力となった長谷川唯、長野風花、籾木結花のトリオを選択した。なお、2月のSheBelieves Cupでは日替わりだったキャプテンマークは、熊谷紗希が巻くことになった。

 なでしこジャパンは4ー3ー3のフォーメーションでスタート。お互いにポゼッションを大事にする戦いの中で、GKまでプレスをかけるなでしこジャパンが徐々に主導権を握っていく。すると10分には左に流れた長谷川のダイレクトパスから籾木が上げたクロスにFW清家貴子が飛び込みゴールに迫る。

 その後も攻勢を強めると、29分にはボックス左で長谷川のパスを受けた籾木が相手に押し飛ばされる格好となりPKを獲得。籾木は自ら獲得したPKを決めたいところだったが、ゴールの右隅を狙ったシュートはGKに読まれてセーブされた。

 絶好機を決められなかったなでしこジャパンは35分、右のスローインの流れからMFベドヤ・ドゥランゴのクロスを18歳のFWカルラ・トーレスに頭で合わせられると、GK平尾の手の届かない右隅にボールが収まる。劣勢だったコロンビアが先制した。

 追いかける展開となると、42分にはアクシデント。田中が怪我によりストレッチャーで運び出され、20歳の松窪真心がスクランブル投入された。

 ビハインドのままハーフタイムに入り、清家と北川ひかるを下げて佐々木里緒と植木理子を送り出して後半を迎えた。51分には、裏へ抜け出した籾木が飛び出したGKを見てループシュートを狙うと、これがゴールネットを揺らす。しかしオフサイドの判定で取り消しに。

 その後もチャンスを作るがゴールが遠く、65分には松窪が左足を振り抜いたシュートはポスト直撃。68分には長谷川と籾木を下げて、杉田妃和と上野真実を送り出す。77分には交代で入った上野に決定機。松窪のシュート性のボールにゴール前で飛び込んだが、わずかに触れられずにボールはゴールラインを割った。85分には古賀塔子を下げて高橋はなを投入し交代カードを切り終える。


 すると後半アディショナルタイム。相手のハンドによりPKを獲得。これを高橋がど真ん中に蹴り込んでついに同点とした。試合はそのまま終了のホイッスルを迎え、なでしこジャパンは新体制初の国内試合で白星こそ逃すも、土壇場のゴールで引き分けに持ち込んだ。これでニールセン体制では4戦無敗としている。
(ABEMA/なでしこジャパン)