4月6日の中山8R・4歳上1勝クラス(芝1800メートル=13頭立て)でビジューブリランテ(セン7歳、美浦・浅利英明厩舎、父ディープブリランテ)が、2020年12月20日以来の勝利を挙げた。3月に開業した浅利英明調教師は、JRA通算8戦目…

 4月6日の中山8R・4歳上1勝クラス(芝1800メートル=13頭立て)でビジューブリランテ(セン7歳、美浦・浅利英明厩舎、父ディープブリランテ)が、2020年12月20日以来の勝利を挙げた。3月に開業した浅利英明調教師は、JRA通算8戦目でうれしい初勝利。2着には栗東で開業したばかりの前川恭子厩舎のミッキースターダムが入り、新人トレーナーのワンツー決着となった。

 荻野極騎手と出馬投票の時点から決めていたハナを奪う形で真っ先にゴールへ飛び込んだ。浅利調教師は「ゴール前では『頑張れ』と声が出ていた。とりあえずホッとした」と安心した表情を見せた。

 開業当初からスタッフの働きぶりを「僕が終わろうと言わないとずっと働いてくれちゃう(笑)」と表現していた指揮官。初勝利後にも「個人的には初勝利だけど、それよりもスタッフが驚くくらいよくやってくれているので、それに馬が応えてくれたことがうれしい。そろそろ成果が出ると思っていた」と日頃の働きぶりを勝因に挙げた。よく働く優秀なスタッフとともに浅利厩舎の歩みが始まった。