「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の4日目は、男子シングルス2回戦、ダブルスの準々決勝がそれぞれ行われた。杉田祐一(三菱電機)がラッキーな準々決勝進出を決めたほか、マクラクラン勉(日本)/内山靖崇(…

「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の4日目は、男子シングルス2回戦、ダブルスの準々決勝がそれぞれ行われた。杉田祐一(三菱電機)がラッキーな準々決勝進出を決めたほか、マクラクラン勉(日本)/内山靖崇(北日本物産)がダブルスで準決勝に進出するなど、日本勢にとって嬉しい1日となった。

注目カードとしては、杉田が第3シードで男子シングルス世界ランキング12位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)との試合に臨んだ。が、第1セット第1ゲームを終えると、ラオニッチがまさかのリタイア、杉田に勝利が転がり込んだ。一方、ダビド・ゴファン(ベルギー)は、一時、怪我の影響も心配されたが、予選上がりのマシュー・エブデン(オーストラリア)を下し、準々決勝への進出を決めた。

ほかにも、第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を下して勝ち上がってきたスティーブ・ジョンソン(アメリカ)がアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)を撃破。無駄のない完璧なサーブを武器に、ドルゴポロフを圧倒して、90%を超えるファーストサーブのポイント獲得率を示すなど、勢いよく勝ちあがりベスト8に名乗りを上げた。

ダブルスでは、マクラクラン/内山の日本人ペアが「全米オープン」で優勝した経験もあるジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)/オリア・テカウ(ルーマニア)を寄り切って、金星を上げ、日本勢にとって大きな結果を残した。ほかにも、ダブルスの第2シードのジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)が、順当に勝ち上がった。

大会5日目となる明日は、「全米オープン」でベスト8に入ったディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と、勢いに乗るジョンソンが対戦するほか、リシャール・ガスケ(フランス)とゴファン、杉田とアドリアン・マナリノ(フランス)の対戦が予定されており、好カードが目白押し。日程的にもいよいよ佳境に差し掛かってきたと言えそうだ。◇   ◇   ◇

【大会4日目 主な試合結果】

◆シングルス2回戦

◯スティーブ・ジョンソン(アメリカ) 6-2 6-4 ●アレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)

◯リシャール・ガスケ(フランス) 6-0 7-6 ●ルー・イェンシュン(台湾)

◯[4]ダビド・ゴファン(ベルギー) 2-6 7-5 7-6(1) ●マシュー・エブデン(オーストラリア)

◯杉田祐一(三菱電機) 1-0 Ret. ●[3]ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)

◆男子ダブルス準決勝

◯内山靖崇(北日本物産)/マクラクラン勉(日本) 7-6 7-6 ●ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)/オリア・テカウ(ルーマニア)(テニスデイリー編集部)※試合開始直後に棄権を決めたラオニッチを労う杉田祐一