◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア 最終日(5日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇6365yd(パー72)昨年に続く2度目のオーガスタナショナルGCでのプレーに、17歳の新地真美夏は「ギャラリーが多い中でプレ…

◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア 最終日(5日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇6365yd(パー72)
昨年に続く2度目のオーガスタナショナルGCでのプレーに、17歳の新地真美夏は「ギャラリーが多い中でプレーするのは、ちょっと緊張感があるけど好き。いいプレーをすればすごく盛り上がるので、16番のパー3は(バーディが獲れて)すごくうれしかった」。大舞台で過ごした一日は充実感に包まれた。
表情を曇らせるのは、ラウンド後にアイシングをしていた右手首の状態だ。「きのうまでは全く痛くなかったのに、朝起きたら激痛で。変な寝方をしちゃったのかも」。スタート前の練習場では調整を控えめにし、ティオフ後は左右に曲がるティショットと付き合いながらスコアメークに励んだ。「難しかったですね。きょうはスコアを作れたところはパッティングで」。2バーディ、3ボギーの「73」で回り、通算イーブンパーの22位で大会を締めくくった。

今年は東京・共立女子二高の最終学年。進学は「今のところは考えていない」と言い、ナショナルチームメンバーの資格を生かし、11月の最終プロテスト(岡山・JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部)に挑戦する意向。「アメリカにも将来的には行きたいけど、まずはプロになって日本でやってから」と話した。
2023年からナショナルチームに所属し、海外の試合にも出場しながら経験値を高めてきた。多様なコースでプレーを重ねて「海外の方が日本よりコースが広くて、“攻める”タイプで結構好き。スコアが出る、出ないは別だけど、回りやすい」と分析する。そんな自分のプレースタイルも考えて、今季から米ツアーに参戦している竹田麗央や山下美夢有ら先輩選手の背中を追いかけるつもりだ。

「2日目に(30位タイまでの)予選通過が気になるなかでしっかり通過できたことや、しっかり強いパッティングもできていた。3日間通して成長できた」。今週の貴重な経験を生かし、挑戦の秋に向けて土台作りを進めていく。(ジョージア州オーガスタ/石井操)