「レイニアーズ1-6エーシズ」(5日、レノ) マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が3番手で1-6の七回から登板して1回無安打無失点だった。11球を投げてストライク8球。2つの三振を記録し、防御率を3・00とした。 1日…

 「レイニアーズ1-6エーシズ」(5日、レノ)

 マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が3番手で1-6の七回から登板して1回無安打無失点だった。11球を投げてストライク8球。2つの三振を記録し、防御率を3・00とした。

 1日以来、4日ぶり3度目のマウンドに立った藤浪は先頭の右打者には2球連続でカットボールを内角に決めて追い込み、外角低めに逃げるスプリットで空振り三振。2人目の左打者には1ボールから外角カットボールが微妙な判定ながらストライクとコールされ、カットボールで二ゴロに打ち取った。右打ちの3人目は2球連続で内角に抜けてヒヤリとさせたが、気迫のスプリット3連投で空振り三振に仕留めた。

 2試合連続無失点。11球のうちカットボールが5球を占め、持ち味の直球はわずか1球。しかも最速が152・6キロにとどまっているのが気掛かりだが、結果的に制球は安定し、今季初の無四死球登板につながった。

 マリナーズは4月に入って投手陣の入れ替えを敢行3日に3Aタコマで投げていた元ロッテ&オリックスのルイス・カスティーヨを、4日に35歳右腕ジェシー・ハーンをメジャー昇格にさせている。藤浪もこの日のような安定した投球を続けていけば、2年ぶりの大舞台が見えてくる。