「F1・日本GP・予選」(5日、鈴鹿サーキット) 予選が行われ、レッドブルに移籍して初戦となった角田裕毅(23)は15番手となった。20台中5台が脱落する1回目(Q1)は7番手で通過したものの、15台中5台がふるい落とされる2回目(Q2)…

 「F1・日本GP・予選」(5日、鈴鹿サーキット)

 予選が行われ、レッドブルに移籍して初戦となった角田裕毅(23)は15番手となった。20台中5台が脱落する1回目(Q1)は7番手で通過したものの、15台中5台がふるい落とされる2回目(Q2)で15番手となり、10台による最終(Q3)に進めなかった。カルロス・サインツ(スペイン、ウィリアムズ)が妨害で降格となったため、決勝では14番手からのスタートとなる。レッドブルの同僚で総合5連覇に挑むマックス・フェルスタッペン(オランダ)が今季初のポールポジションを獲得。決勝は6日午後2時にスタートする。

 レッドブルでのデビューはホロ苦すぎた。4回目の母国GPで、自身ワーストの予選15番手。Q3に進めず、インタビューエリアで同僚のポールポジションの瞬間を見届けた角田は「今日は悔しさで終わってしまった」と言葉を絞り出した。

 Q2でタイムが伸びず「ウオームアップがちゃんとできなかったのが一番の要因かなと思う」と分析した。日本GPの予選は2022年が13位で、23年9位、24年10位。決勝では、鈴鹿初入賞を果たした昨年の10位を上回りたいところだ。

 「もちろんポイント(10位以内)を取りたいが、取れなくても次につながるような、ハッピーで終われるようなレースをしたい」。予選に詰めかけた観衆は2009年以降では最多の9万1000人。大観衆のだれもが“レッドブル角田”の底力を信じている。