「関西六大学野球、大商大8-2大院大」(5日、GOSANDO南港野球場) 開幕して1回戦2試合が行われ、7季連続優勝を狙う大商大と大経大が先勝した。大院大は大商大に2-8で敗れるも今秋ドラフト候補のエドポロ・ケイン外野手(4年・日本航空)…
「関西六大学野球、大商大8-2大院大」(5日、GOSANDO南港野球場)
開幕して1回戦2試合が行われ、7季連続優勝を狙う大商大と大経大が先勝した。大院大は大商大に2-8で敗れるも今秋ドラフト候補のエドポロ・ケイン外野手(4年・日本航空)がマルチ安打をマーク。大経大は6-1で龍谷大を下した。
夢のプロ入りに向けてエドポロが躍動した。初回2死で内角球を巧みにさばき、痛烈なライナーで左前打を記録。四回先頭では飛球を右前に落とし、俊足を生かして一気に三塁まで到達と身体能力の高さを存分に発揮した。
ナイジェリアと韓国のハーフ。兄は格闘技団体「RIZIN」のRumbleヘビー級王者、エドポロキングで、ケインは「もっと自分のスイングをしろとよく言われます」と笑う。この日は8球団のスカウトが訪れ、阪神は畑山統括スカウトなど4人態勢で視察。広島・鞘師スカウトは「身体能力が高くてパワーがある。(日本ハム)万波くんのようなイメージ」と評価した。
日本航空時代はドラフト指名漏れを経験し、プロ入りへの思いは人一倍強い。「今年は高い数字を残したい」とエドポロ。5年越しの夢をかなえるべく、アピールを続ける。
◆エドポロ・ケイン 2003年7月2日生まれ、21歳。大阪市出身。右投げ右打ち。外野手。189センチ、85キロ。小学2年からナガセタイガースで野球を始め、巽中では南大阪ベースボールクラブに所属。日本航空では2年秋からベンチ入りし、3年夏の甲子園に出場。大院大では1年春からリーグ戦出場。リーグ通算7本塁打。50メートル6秒1、遠投120メートル。