「広島8-7DeNA」(5日、マツダスタジアム) DeNAは九回に怒濤(どとう)の攻撃で4点差をひっくり返したが、結局実らなかった。九回裏に同点に追い付かれ、迎えた延長十一回。5番手で登板した山崎が代打・田村への初球を右中間席に運ばれ、1…

 「広島8-7DeNA」(5日、マツダスタジアム)

 DeNAは九回に怒濤(どとう)の攻撃で4点差をひっくり返したが、結局実らなかった。九回裏に同点に追い付かれ、迎えた延長十一回。5番手で登板した山崎が代打・田村への初球を右中間席に運ばれ、1球で敗戦投手に。あっけない幕切れを迎えた。

 「最後、ホームランをヤス(山崎)が打たれましたけど、ヤスだけじゃなく、チーム全体としてもっとできることを考えていきます」。三浦監督は声を絞り出した。守備のミスが相次ぎ計4失策。その全てが失点に結びついた。四回は2死走者なしから遊ゴロをさばいた森敬が一塁へ悪送球。この直後、東が末包に勝ち越し弾を食らった。

 「エラーしようと思ってやってる選手はいないと思いますけど、しっかり守ってあげないと」と指揮官。今季はチーム全体で「守備力の向上」をテーマに掲げているだけに、もどかしさがにじんだ。勝てば首位浮上だったが、痛恨のサヨナラ負け。今季初の2連敗となった。