昨季まで中日でヘッドコーチを務めた片岡篤史氏が5日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」に出演。「今年もプロ野球開幕!レジェンドが語る…笑いと涙と怒りの裏エピソード」とテーマに現役時代の開幕戦を振り返った。 1991年度ドラフト2位で同…

 昨季まで中日でヘッドコーチを務めた片岡篤史氏が5日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」に出演。「今年もプロ野球開幕!レジェンドが語る…笑いと涙と怒りの裏エピソード」とテーマに現役時代の開幕戦を振り返った。

 1991年度ドラフト2位で同大から日本ハムに入団した片岡氏は、プロ1年目の92年から開幕戦にスタメン出場。4月4日の西武戦(西武球場)だった。

 当時日本ハムは本拠地が東京ドームで、2軍の寮は川崎市にあった。片岡氏は「僕は関西から出てきて、時代はバブル。学生時代は『101回目のプロポーズ』『東京ラブストーリー』を見て」とトレンディードラマの影響を受けていたといい「東京はすごいところだ、と。プロ野球選手は外車に乗って派手に球場入りすると夢見てた」と思い返した。

 ところが現実は違った。当時寮生で開幕1軍は片岡氏ともう一人の2選手だけ。「右も左も分かれへんから、お前車持ってる?って聞いたら『持ってねーよ』って言うんですよ。で、何で行くねん?って聞いたら『電車で行く』って」とやり取りを明かし「2人で武蔵小杉駅から西武球場前駅まで2時間くらいかかった。どこまで行くねん!って」。そう言って笑わせ「そういう感覚で開幕を迎えた思い出がある」と緊張感や期待感などとはまた違った独特のプロ1年目の船出だったと懐かしがった。