◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 3日目(5日)◇葛城GC山名C(静岡)◇6475yd(パー72)◇晴れ(観衆3361人)2023年大会覇者の穴井詩がボギーなしの5バーディ「67」で回り、3位から通算11アンダーの単独首位に浮上し…

2年ぶりの大会2勝目を目指す穴井詩

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 3日目(5日)◇葛城GC山名C(静岡)◇6475yd(パー72)◇晴れ(観衆3361人)

2023年大会覇者の穴井詩がボギーなしの5バーディ「67」で回り、3位から通算11アンダーの単独首位に浮上した。「ロング(ホール)で伸ばして、あとは耐えていこうと思った」という狙い通り、4つのパー5は2日続けて全てバーディ。初日も1イーグル、1バーディを記録しており、3日間で11アンダーを荒稼ぎしている。

後半15番(パー5)は187ydから5Uで2オンさせてバーディ。3オンした最終18番(パー5)はピン左手前から8mを決めるバーディで締めくくった。風が吹く難コースで知られる葛城での戦いは、初出場の2012年から13回目になる。「相性が良い感覚はないけど、この数年は好きになってきた。苦手意識が消えてきた」と振り返る。

持ち味のパワーを存分に発揮

2019年、22年と1位を記録したドライビングディスタンスは、今季は3試合を終えて1位(260.95yd)のルーキー入谷響を追いかける4位(254.85yd)につける。「こだわりはそこまで(ない)ですが、1位を取れたらうれしい。挑戦していきたい」と飛ばし屋としての自負もある。今週は3日目を終えて2位(251.5yd)の入谷を抑えて1位(257.5yd)に立ち、パー5の攻略にも強みが生きている。

飛距離を落とさないために可動域アップを心がける。「帯同してくれているトレーナーさんはヨガが得意なので。ケアの最後にはヨガの動きで可動域を出している」。37歳のベテランは体のメンテナンスにも細心の注意を払う。

ヨガによる可動域アップで飛距離を維持

最終日は激しい雨予報だが、「いつもどおりの整え方をして、いつも通り明日を迎えることができたら」。2023年「パナソニックオープン」以来のツアー6勝目へ自然体を強調した。(静岡県袋井市/玉木充)