大相撲の春巡業が5日、石川・七尾市で行われた。昨年1月の能登半島地震の復興支援として行われ、「まけんぞ能登」と書かれた横断幕も張られた。石川出身の大関・大の里(二所ノ関)、幕内・遠藤(追手風)、十両・輝(高田川)、同・欧勝海(鳴戸)が稽古…

 大相撲の春巡業が5日、石川・七尾市で行われた。昨年1月の能登半島地震の復興支援として行われ、「まけんぞ能登」と書かれた横断幕も張られた。石川出身の大関・大の里(二所ノ関)、幕内・遠藤(追手風)、十両・輝(高田川)、同・欧勝海(鳴戸)が稽古の土俵に上がると大きな拍手が送られた。

 ぶつかり稽古を行った遠藤は「言葉遣いを聞くと地元に帰ってきた感じがする」と話した。大の里も「(春場所優勝で)多くの方が喜んでくれた。まだ上の番付があるので頑張りたい」と意気込んだ。欧勝海は「祖母が能登の人だった。七尾はよく行く場所だったので元気を与えられれば良い」とうなずいた。しこ名の書かれた旗などが張られていた輝は「会場は実家から車で10分くらい。元気をつけたいと思っていたが、こっちが逆に元気をもらった」と振り返った。