今季も好投を続ける今永は、絶好調のパドレス打線の前にも立ちはだかった。(C)Getty Images 文字通り絶好調のチームの前に立ちはだかった。 現地時間4月4日、カブスの今永昇太は、本拠地で行われたパドレス戦に先発登板。7回1/3(91…
今季も好投を続ける今永は、絶好調のパドレス打線の前にも立ちはだかった。(C)Getty Images
文字通り絶好調のチームの前に立ちはだかった。
現地時間4月4日、カブスの今永昇太は、本拠地で行われたパドレス戦に先発登板。7回1/3(91球)を投げ、被弾打4、1失点、無四球、4奪三振の好投で今季2勝目をマーク。相手は開幕7戦無敗と波に乗っていたが、31歳の左腕がぴしゃりと抑え込んだ。
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初回、2回といずれも3者凡退に抑えて上々の立ち上がりを見せた今永は、1点リードの3回2死からマルティン・マルドナードにソロ本塁打を被弾。同点に追いつかれたが、そこから修正。後続を切って、得点を許さない。
5回には1死三塁のピンチを迎えたが、内野ゴロ2つで危なげなく切り抜けた今永。結局、8回途中に91球を投げたところで降板。観客席が総立ちとなり、万雷の拍手を浴びながらマウンドを降りた今永の今季成績は3先発で2勝。防御率0.98、WHIP0.71となった。
パドレス打線も寄せ付けなかった左腕は、地元メディアでも垂涎の的だ。カブスの試合中継を担っているスポーツ専門局『Marquee Sports Network』は「3回にマルドナードが放ったソロホームランだけが、この素晴らしい試合をわずかに汚すもので、イマナガはカブスのエースとして素晴らしい仕事をした」と強調。また、日刊紙『New York Times』は、クレイグ・カウンセル監督の「彼はとにかくミスをしない。これはかなり良いスタイルだ」とのコメントを伝えた上で、次のように今永を評している。
「今年のイマナガは、昨年の成功に頼ることはできないとわかっている。そして彼は引き続き、相手を翻弄しようと努めている。実際、2024年に使用率がわずか7%だったスイーパーは、11.6%にまで上昇した。これは微調整だが、彼は些細な変化が野球界最高の投手の一人であり続ける助けになると考えている」
何よりも目に見える結果を残し、「エース」としての地位を確立している今永。その快進撃は、今季も続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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