4日、高校日本代表候補の強化合宿2日目が行われ、森 陽樹投手(大阪桐蔭)は2回無失点の投球だった。スカウトたちの注目を集めた森は常時140キロ〜146キロの速球、120キロ後半のスライダー、フォークを操った。「力んでしまいました」と反省した…
4日、高校日本代表候補の強化合宿2日目が行われ、森 陽樹投手(大阪桐蔭)は2回無失点の投球だった。スカウトたちの注目を集めた森は常時140キロ〜146キロの速球、120キロ後半のスライダー、フォークを操った。「力んでしまいました」と反省したが、気温が低い時期に146キロとまだまだ良くなる兆しが見られる投球だった。
昨夏の大阪大会で最速151キロ。甲子園でも常時140キロ後半の速球を投げ込むパワーピッチャーとして台頭したが、昨秋は近畿大会初戦で敗退し、球質向上を図ってきた。大阪桐蔭は定期的に回転数、ホップ成分など球質を定期的に図る機会があり、森の直球の回転数は2400〜2500と、高校生の中では並外れた数値を誇る。
この強化合宿でも持ち味を発揮した。目指すは高卒プロ。この冬の進路面談でプロ志望の思いを伝えた時、西谷浩一監督から発破をかけられた。
「大学進学の場合、環境をこちら(指導者側)が探すことができるけど、プロは自分の実力を評価してもらい、それで切り開くしかない。だからもっとやらないといけない」
その言葉でさらに心に火がついた。
「中学校の時からプロ野球選手になりたい思いがあって、目指しているのはスケールの大きな投手になることです」と語る。
これからの春季大阪大会でどんな投球を見せていくのか。