角田は5日の予選でどんな走りを見せるか(C)Getty Images 若き日本人ドライバーに大きな期待が注がれている。 4月4日、ついにF1第3戦日本グランプリ(GP)が三重・鈴鹿サーキットで開幕し、レーシングブルズからレッドブルに昇格した…

角田は5日の予選でどんな走りを見せるか(C)Getty Images

 若き日本人ドライバーに大きな期待が注がれている。

 4月4日、ついにF1第3戦日本グランプリ(GP)が三重・鈴鹿サーキットで開幕し、レーシングブルズからレッドブルに昇格した角田裕毅は、フリー走行1回目(FP1)で6番手タイムの1分29秒172をマーク。フリー走行2回目(FP2)は、赤旗で4度中断するアクシデントに見舞われ、1分30秒625で18番手タイムに終わった。

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 FP1終了後、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに応じ、「ユウキにとって良いスタートだ」と高く評価。「彼は、ここのサーキットをよく知っている。車内でのフィードバックが非常に明確で簡潔だ。まだ彼との旅は始まったばかりで、これから取り組んでいくべきことが多い」と続けている。

 その後も、同放送のインタビュー内で角田へ称賛のコメントを並べたホーナー代表。「F1で5シーズン目を迎え、すでにかなりの経験を積んでいる」と強い信頼感を口にし、「プレッシャーが大きい状況でポジティブなスタートを切った。残りの週末は、それをさらに積み重ねていく必要がある」と目の前の戦いを見据えていた。

 また、トップから0.623秒差、チームメイトのマックス・フェルスタッペンから0.107秒差につける滑り出しだった角田だが、続くFP2は、赤旗中断が相次ぎ、ソフトタイヤでのアタックを完了できない消化不良の1時間に。今季レッドブルの新型マシン「RB21」に慣れる機会を削られてしまったが、そんな中で明日はどんな走りが見られるだろうか。

 5日は、11時30分からフリー走行3回目(FP3)、15時から予選がスタート。6日は、決勝レースが14時から開始予定だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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