「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、杉田祐一(三菱電機)がミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦。第1セット第1ゲームが終わったところでラオニッチがリタイアを宣言し、杉田のベス…

「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、杉田祐一(三菱電機)がミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦。第1セット第1ゲームが終わったところでラオニッチがリタイアを宣言し、杉田のベスト8が決まった。

過去の対戦成績は杉田の0勝2敗だが、いずれもフルセットの戦いで、世界ランキング12位の壁を打ち破れるかどうかに期待がかかっていた。一方ラオニッチは「ロジャーズ・カップ」以降、左手首の怪我のため試合を欠場していたがこの「楽天ジャパンオープン」で復帰していた。

試合はラオニッチのサービスでスタートすると、40-15といきなり杉田にブレークポイントが訪れる。ここでラオニッチが2本守るが、杉田がアドバンテージを得てもう一度チャンスに。しかしこのタイミングでラオニッチは一度ベンチへ。どうやら左手首以外のトラブルを起こしたようだった。その後ラオニッチはコートに戻るも、杉田にブレイクを許したところでリタイアを告げた。

杉田にとっては1回戦のブノワ・ペール(フランス)に続き、2回戦も相手のリタイアで勝ち上がる格好となった。

杉田は試合後のインタビューで「2試合連続となったが、トーナメントなので起こり得る。ラオニッチには来週以降早くもどってきてほしいし、私は次の試合に向けて準備したい」とラオニッチの体調を心配しつつも、意気込みを語った。

杉田はアドリアン・マナリノ(フランス)とベスト4をかけて戦う。(テニスデイリー編集部)※写真は「楽天ジャパンオープン」でラオニッチの棄権により勝利した杉田祐一