ペ・ジファンは今季初出場で4の0、3三振 また一人、“逸材”がメジャーの舞台から消えた。パイレーツは3日(日本時間4日)、裴智桓(ペ・ジファン)外野手を3Aに降格したと発表した。これで残る韓国人メジャーリーガーは、ジャイアンツの李政厚(イ・…

ペ・ジファンは今季初出場で4の0、3三振

 また一人、“逸材”がメジャーの舞台から消えた。パイレーツは3日(日本時間4日)、裴智桓(ペ・ジファン)外野手を3Aに降格したと発表した。これで残る韓国人メジャーリーガーは、ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ)外野手のみ。韓国メディアにも落胆が広がっている。

 ペ・ジファンは韓国プロ野球(KBO)を経ずに国際アマチュアFA選手としてメジャーに移籍し、2022年にデビューした。2023年には111試合出場で打率.231、2本塁打、32打点。昨季は29試合で打率.189、0本塁打ながら、2Aと3Aでは打率.345、OPS.945の好成績。今春はオープン戦20試合で打率.385、OPS1.017と活躍し、開幕ロースター入りを勝ち取った。

 しかし、シーズンが開幕すると出場機会は限られ、3月29日(同30日)に今季初出場を果たすものの4打数無安打3三振。翌30日(同4月1日)には代走で出場したものの走塁ミスでアウトとなり、チームもそのまま敗れた。韓国メディア「スターニュース」はこのプレーが「決定的だった」と振り返る。

 ペ・ジファンの3A降格を受け、韓国メディアは一斉速報。「マイニュース」は「今のような待遇なら今シーズンを通して、メジャーリーグでペ・ジファンの姿を見るのは容易ではないかもしれない状況」と伝えれば、「OSEN」は「茨の道が続く」とし、再昇格は苦難だと伝えている。

 パドレスで活躍し、今季からレイズに移籍した金河成(キム・ハソン)内野手は右肩痛が癒えればメジャーに復帰するだろうが、ドジャースに加入した“逸材”金慧成(キム・ヘソン)内野手は開幕3A、“韓国最強守護神”高佑錫(コ・ウソク)投手もマイナー落ちと、韓国人選手は苦難が続いている。(Full-Count編集部)