3日に帰国後2度目のブルペン入り ドジャース・大谷翔平投手は今季、二刀流の復活が期待されている。当初は5月の復帰が予定されていたが、ややスケジュールは後ろ倒し。打者としての出場を続けながらの調整という難題に挑み、間近で見届けている投手コーチ…

3日に帰国後2度目のブルペン入り

 ドジャース・大谷翔平投手は今季、二刀流の復活が期待されている。当初は5月の復帰が予定されていたが、ややスケジュールは後ろ倒し。打者としての出場を続けながらの調整という難題に挑み、間近で見届けている投手コーチは「とにかく見事だ」と感嘆の声をあげている。

 大谷は2023年9月に右肘手術を受け、ドジャースに加入した昨季は打者に専念。前人未到の「50本塁打&50盗塁」を達成した。今季は自主トレやキャンプなどではピッチャーとしての練習にも多くの時間を割いていたが、キャンプ中盤からは投手としての本格的な調整を中断。東京シリーズで来日した大谷は「僕自身は納得しているし、打者を優先的に仕上げる時間あった。体力的にもよかったと思います」と、前向きに捉えていた。

 帰国後に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「時間はかかると思う」「私含めて誰もタイムラインを設けていない。(復帰は)まだ遠い先の話だ」と語り、早期復帰は“白紙”とした。大谷は3月29日(同30日)に32日ぶりにブルペンでの投球練習を再開し、2日(同3日)には2度目のブルペン入り。真っすぐ、ツーシームなど15球を全てクイックで投げ込んだ。

 1日(同2日)の試合前には地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のインタビューにコナー・マギネス投手コーチが登場。大谷の“現況”を明かし、「投手と野手の(調整を)両方こなす彼の姿を見るのは、正直に言ってお見事だ」と脱帽した。「過去のトミー・ジョン手術からの復帰だけでなく、昨年の肩の手術からのリハビリの過程も進めていっている。彼のやっていることは、とにかく驚くべきものだ。彼が心地よさを感じられて、きちんとした基盤を作れるように我々はしているところで、彼は本当に順調にやっているよ」とし、着実に復帰へ向けて歩みを進めていると強調している。(Full-Count編集部)