フランスプロサッカー機構(LFP)の懲戒委員会は3日、ホームサポーターの暴動によって試合途中に中止となったリーグ・アン第26節のモンペリエvsサンテチェンヌに関する裁定を発表した。 3月16日に行われた最下位のモンペリエと17位のサンテチェ…
フランスプロサッカー機構(LFP)の懲戒委員会は3日、ホームサポーターの暴動によって試合途中に中止となったリーグ・アン第26節のモンペリエvsサンテチェンヌに関する裁定を発表した。
3月16日に行われた最下位のモンペリエと17位のサンテチェンヌによる裏天王山は、アウェイのサンテチェンヌがFWルーカス・スタッシンのゴールで先制に成功も、DFマキシム・ベルナウアーが前半に2枚のイエローカードをもらって退場に。
だが、後半立ち上がりに数的不利のアウェイチームがスタッシンのゴールで追加点を奪取。その後、ホームチームの体たらくに憤ったホームサポーターが暴動を起こし、ゴール裏スタンドの一部で炎が上がり、発煙筒などがピッチ内に投げ込まれた。
これを受け、審判団は63分のタイミングで試合を一時中断。以降も混乱が続いたことで、約20分後に試合再開が困難との判断で中止が決定していた。
LFPの懲戒委員会は、今回の一戦に関して中断時点からの試合再開は行わず、中断時点のスコアでの試合終了を決定。これによって、サンテチェンヌが2-0の勝利という形となり、残留圏内との勝ち点差を1ポイントに縮めた。
また、今回の暴動を受け、モンペリエのゴール裏スタンドは2025年6月30日まで閉鎖処分を科されることになった。