「阪神2-5DeNA」(3日、京セラドーム大阪) 阪神はDeNAに競り負け、引き分けを挟んで3連敗となった。勝率も5割を切り、開幕直後ながら借金生活に突入した。八回に佐藤輝明内野手が一時は同点に追い付く2号2ランを放ったが、その陰には阪神…

 「阪神2-5DeNA」(3日、京セラドーム大阪)

 阪神はDeNAに競り負け、引き分けを挟んで3連敗となった。勝率も5割を切り、開幕直後ながら借金生活に突入した。八回に佐藤輝明内野手が一時は同点に追い付く2号2ランを放ったが、その陰には阪神OBで本紙評論家の糸井嘉男氏のアドバイスがあった。

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 テルの本塁打はパーフェクトでした!実は試合前に真っすぐに対してのアプローチの仕方をアドバイスしていたんです。八回の打席はその通りに、坂本投手の真っすぐを打ち返してくれました。

 左投手の真っすぐに対して強引に打ちにいくことなく、最後まで右肩が開かず“カベ”が崩れることもありませんでした。ボールをしっかりと見ながら、センター方向を意識しながら打てていました。この日、サヨナラ本塁打を打ったドジャースの大谷選手みたいでしたね!感覚的な言い方になりますが、真っすぐに対してバットが“衝突”しない打撃でした。

 初回の第1打席もケイ投手の内角高めのバットを折られながらレフト前に落としました。バットの出方がいいから、折れてもヒットゾーンに打球がいくんですね。

 テルは2試合連続の複数安打となりました。16打席連続無安打の時期もありましたが、調子が上がる上がらないではなく、オフから取り組んできたことをやり続けるだけです。そうすればおのずと結果は付いてくるはずですし、テル自身も分かっていると思います。

 引き分けを挟んで3連敗となりましたが、チームとしてはテルや近本選手ら打つべき人がきちんと打っています。打線がかみ合いだすと、一気に連勝すると思います。まだまだ序盤戦なので、心配することは何もありません。