米メディアがド軍選手らに質問「大谷とベッツはどちらが優れたアスリートなのか」 ドジャースの1、2番を担う大谷翔平投手とムーキー・ベッツ内野手はともに類まれな身体能力を誇り、猛者ぞろいのメジャー選手の中でも突出した存在だ。米スポーツ専門メディ…

米メディアがド軍選手らに質問「大谷とベッツはどちらが優れたアスリートなのか」

 ドジャースの1、2番を担う大谷翔平投手とムーキー・ベッツ内野手はともに類まれな身体能力を誇り、猛者ぞろいのメジャー選手の中でも突出した存在だ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者はドジャースの同僚らに「大谷とベッツはどちらが優れたアスリートなのか」と質問し、回答を伝えている。

 記事によると、タイラー・グラスノー投手は「うわぁ」、トミー・エドマン外野手は「マジか」、三塁コーチのディノ・イーベルコーチは「難しい質問だ」と頭を抱えた。記事は「オオタニとベッツはとても異なっている。オオタニは内野も外野も守らない。ベッツは投球をしない」とした上で、スタッツ的に見て、大谷の方が「力強くて、足も速い」と言及している。

 だが、回答ではベッツが“明確な勝者”だったという。クリス・テイラー外野手は「一緒にプレーした中で最高レベルのアスリートだ」とベッツを評価。大谷については「彼が他のスポーツをするところを見たことがないんだ。ムーキーの場合、ほとんど何をやっても(自然にこなしてしまうほど)才能があるんだ。どんな競技でも彼をプレーさせられるし、そして彼はそこで成功する力があるんだ」と述べている。

 ベッツは高校時代にバスケットで活躍し、ボウリング、ゴルフ、ピックルボールなどもプレーする。イーベルコーチ、エドマン、フレディ・フリーマン内野手、マックス・マンシー内野手は一様に“ベッツ寄り”。マンシーは「より信じられない類のことをショウヘイならできるかもしれないけど、総合的なアスリートとなるとムーキーかな」と語るなど、ベッツが多くのスポーツで活躍できる能力について言及している

 ウィル・スミス捕手は「運動能力という言葉をどう定義するかによると思うよ。純粋な運動能力なら、おそらくショウヘイかな。でも、反射神経と他競技をプレーすることに関してはムーキーかな」と比較。グラスノーは「どんなスポーツを選んでも上手にプレーすることを運動能力と定義するなら、ムーキーだと思う。しかし、ショウヘイには圧倒的な力を見せる異質な才能がある。だから(選ぶのは)難しいね」と語る。

 テオスカー・ヘルナンデス外野手は質問が特に複雑だとは考えていなかった。大谷を挙げ、理由は「彼は投球ができるから」としている。究極の質問をぶつけられたドジャースナインたちはそれぞれの意見を明かしたわけだが、「アスリート」の概念をどう捉えるかで判断したようだ。日ごろから間近で見る2人について、改めていかに驚異的な存在であるかを物語っている。(Full-Count編集部)