「ドジャース6-5ブレーブス」(2日、ロサンゼルス) ドジャースは今季2度目のサヨナラ勝ちで開幕8連勝。ナ・リーグ西地区首位の座をがっちりキープした。大谷翔平投手がサヨナラ弾を放つなど5打数3安打、開幕から8試合連続出塁&得点をマークした…

 「ドジャース6-5ブレーブス」(2日、ロサンゼルス)

 ドジャースは今季2度目のサヨナラ勝ちで開幕8連勝。ナ・リーグ西地区首位の座をがっちりキープした。大谷翔平投手がサヨナラ弾を放つなど5打数3安打、開幕から8試合連続出塁&得点をマークした。

 九回1死からかつてエンゼルスで守護神を務めたイグレシアスの浮いたボールを捉え、センターへたたき込んだ大谷。ダイヤモンドを一周すると歓喜のウォーターシャワーを浴びた。「ブルペンの粘りとマンシーの粘りが最後、勝ちにつながった」と語った。「何とか打てればいいと思っていたけど」と振り返り、自身のMVPボブルヘッドデーで飛び出した劇弾に「多くのファンに集まってもらって選手冥利につきる」と実感を込めた。

 序盤はドジャースらしからぬゲーム運びだった。初回、マンシーの適時失策などで2点を先制された。二回には再びマンシーの失策からピンチを広げて3失点。先発のスネルは球審のストライク、ボールの判定にイライラを隠せず、マウンドで思わず「Why!?」のポーズを見せ、言い合いになるシーンも。ロバーツ監督もベンチから何かを叫び、本拠地はものものしい雰囲気となった。

 二回までに今季ワーストタイの5失点。それでもエドマンの2ラン、コンフォルトのソロで2点差まで追い上げた。五回無死一塁から大谷が痛烈な右前打を放ち、パヘズの好走塁もあり一、三塁と好機を拡大。だがベッツのピッチャーライナーでパヘズが飛び出し、痛恨の併殺。直後に牽制悪送球で大谷が二塁へ進むも、T・ヘルナンデスが空振り三振に倒れた。

 六回にはスミスの右前打で三塁を狙った一塁走者のコンフォルトが憤死。チグハグな攻撃が目立った。七回は2死から大谷が内角高めの直球に詰まりながらも左前に落とし、5試合ぶり3度目のマルチ安打。だが続くベッツが倒れ、なかなか点差が縮まらなかった。

 それでも八回、トルピードバットから普段使っているバットに戻したマンシーが、ブレーブスの守護神・イグレシアスから右中間を真っ二つに破る同点の2点二塁打。汚名返上の一打に本拠地ドジャースタジアムは大興奮だった。