◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 事前(2日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡)◇6475yd(パー72)ツアー1勝の植竹希望は昨年「KKT杯バンテリンレディス」以来およそ1年ぶりのレギュラーツアー参戦。プロアマ戦で最終調整し…

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 事前(2日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡)◇6475yd(パー72)
ツアー1勝の植竹希望は昨年「KKT杯バンテリンレディス」以来およそ1年ぶりのレギュラーツアー参戦。プロアマ戦で最終調整し「調子は思っていたより良さそう。頑張りたい」と前を向いた。
昨年4月に右股関節唇損傷(みぎこかんせつしんそんしょう)の手術を行った。9月の下部ツアーから競技に復帰したが、8試合で予選通過は2試合と本調子からはほど遠かった。気合が空回りしたのか、都内でトレーニング合宿を行っていた今年1月14日に右手首を骨折。1月末に手術を行い、固定のためにボルトを埋め込んだ。
「骨折して良かったことがあった。パターがイップスだったけど、感覚が悪くなったのか、イップスがなくなって、右手が変な動きをしなくなった。けがの功名。めちゃくちゃ良い感じ」

それまではイップスもあって長尺パターを使っていたが、手術を機に2022年「KKT杯バンテリンレディス」を制したエースのオデッセイ「トゥーロン マディソン」に戻しグリーン上は手応え十分。また、手首への負担を考えてドライバーのシャフトは10グラム軽くした。アイアンのシャフトもスチールからカーボンに変更した。
「本当はあと1カ月ぐらいして試合を迎えたかった」。この日のラウンドで今年10ラウンド目程度。状態は5割にも届かないが、股関節は完治しているだけに表情も明るい。
「難しいけど楽しくやろうと思う。しんどそうにしているとギャラリーの人もしんどいと思うので。ダボを打ってもバーディを取ったらガッツポーズのテンションでいきたい」。今季は下部ツアーが主戦場なだけに貴重なレギュラーツアーの場で一打一打に集中する。(静岡県袋井市/玉木充)