2軍の79試合で打率.303→OP戦は.417と好調■日本ハム 3ー1 ソフトバンク(2日・エスコンフィールド) 移籍を機に開花の兆しだ。日本ハムの吉田賢吾捕手は2日、本拠地エスコンフィールドで行われたソフトバンク戦でプロ初本塁打をマーク。…
2軍の79試合で打率.303→OP戦は.417と好調
■日本ハム 3ー1 ソフトバンク(2日・エスコンフィールド)
移籍を機に開花の兆しだ。日本ハムの吉田賢吾捕手は2日、本拠地エスコンフィールドで行われたソフトバンク戦でプロ初本塁打をマーク。古巣相手の嬉しい一発にファンも笑顔。「吉田を出したホークスは謎」「感動的」などと賛辞が送られた。
完璧な一発だった。「1番・左翼」で先発した吉田は3打席ノーヒットで迎えた7回の第4打席、カウント1-1から藤井皓哉投手の150キロ直球を強振。打球はぐんぐん伸びて右翼席へ着弾。移籍後初安打がプロ1号となる一発に、本拠地は大歓声が起きた。吉田も笑顔でダイヤモンドを一周した。
桐蔭横浜大から2022年ドラフト6位でソフトバンクに入団した24歳。厚い選手層に阻まれてなかなか1軍出場はできなかったが、1年目の2023年は2軍の32試合で打率.310、昨季は79試合で打率.303、3本塁打を記録した。昨年12月の現役ドラフトで日本ハムへ移籍し、オープン戦では11試合で打率.417、OPS.942の好成績を残していた。
日本ハムは、一昨年の現役ドラフトでソフトバンクから獲得した水谷瞬外野手が交流戦MVPに輝くなど飛躍。2年続けて同リーグの強豪から加入した選手が開花の兆しを見せており、「おめでとう! 水谷に続こう」「マジで掘り出し物」「才能しかない」「なぜソフトバンクは出した?」「賢吾くんおめでとう」などとコメントが寄せられた。
新庄剛志監督も試合後、「うれしかったね。今日の吉田くんのあの本塁打は。うれしかった」と振り返り、「本人はね、いろいろな思いがある中、今日ソフトバンク戦じゃなかったら出してるかな? そういうの僕大事にしてるんで」と満面の笑みをみせていた。(Full-Count編集部)