大相撲の夏巡業が8月に茨城県古河市で行われることになり、牛久市出身の二所ノ関親方(第72代横綱稀勢の里)と立浪親方(元小結旭豊)が2日、古河市役所で記者会見を開き来場を呼びかけた。 夏巡業「大相撲古河場所」は8月7日、イーエスはなもも体育…

 大相撲の夏巡業が8月に茨城県古河市で行われることになり、牛久市出身の二所ノ関親方(第72代横綱稀勢の里)と立浪親方(元小結旭豊)が2日、古河市役所で記者会見を開き来場を呼びかけた。

 夏巡業「大相撲古河場所」は8月7日、イーエスはなもも体育館(古河市下大野)で開催され、力士約150人が出場する予定。横綱豊昇龍関=立浪部屋=のほか、春場所で3場所ぶり3回目の優勝を飾った大関大の里関=二所ノ関部屋=、土浦市出身の元大関高安関=田子ノ浦部屋=ら人気力士による取り組みのほか、地元児童が力士に挑む「ちびっこ相撲」などもある。

 立浪親方は、春場所で途中休場した弟子の豊昇龍関について「強い力士の姿を見せてもらいたい」と奮起を促した。大の里関については「上に上がってくるのではないか」と述べ、2横綱誕生に期待を示した。

 5月の夏場所で綱とりがかかる大の里関の師匠・二所ノ関親方は「本音をいえば、力をつけてから上に上がってもいいのではないか」と話す一方、「(横綱昇進へ)しっかりと指導していく」と約束。巡業の魅力については「午前中の稽古に足を運び、9月場所に優勝するのは誰かを予想し、(番付の)上に行ける若手力士を探すのも非常に面白い」と熱く語り、「近くで力士を見て、相撲の魅力を感じてほしい」と話した。

 チケットは同体育館で5月25、26日に先行販売され、一般販売は6月2日から。問い合わせは実行委員会事務局(0280・23・2723)。(床並浩一)

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 春場所を途中休場した横綱豊昇龍も元気な姿を見せた伊勢神宮奉納で始まった春巡業は北関東3県でも行われる。日程と会場自治体は次の通り。

 16日 つくば市(茨城県)▽17日 鉾田市(同)▽18日 宇都宮市▽19日 太田市(群馬県)▽20日 高崎市(同)▽23日 常総市(茨城県)(床並浩一)