キム・ヘソンの打撃不振は深刻。3Aで巻き返せるか(C)Getty Images 韓国の逸材が苦戦中だ。 現地時間4月1日(日本時間2日)、ドジャース傘下の3Aオクラホマシティで研鑽を積んでいるキム・ヘソンは、パドレス傘下の3Aエルパソ戦に「…

キム・ヘソンの打撃不振は深刻。3Aで巻き返せるか(C)Getty Images

 韓国の逸材が苦戦中だ。

 現地時間4月1日(日本時間2日)、ドジャース傘下の3Aオクラホマシティで研鑽を積んでいるキム・ヘソンは、パドレス傘下の3Aエルパソ戦に「6番・中堅」で先発出場。6回の第3打席で二塁打を放ち、4打数1安打1得点でチームの勝利に貢献したが、母国メディアの一部では、マイナー生活の現状に悲観的な声が上がっている。

【動画】ようやく出た待望の一発! キム・ヘソンの今春OP戦第1号をチェック

 今年1月に韓国・キウムから3年総額1250万ドル(当時約19億6250万円)の契約でドジャース入りを決めたキム・ヘソンだが、開幕前にマイナー行きとなり、ここまで4試合の打撃成績は、打率.214、OPS.853。これを踏まえ、試合後に韓国メディア『スポーツ朝鮮』は、「2割前半の打率。メジャーの壁は高すぎる」との記事を配信した。

 その中では、「今のままだと来年まで厳しいだろう」とつづり、「3Aで依然として苦戦中。不振から脱却できなければ、メジャー昇格は不可能だ。彼は、もっと積極的に解決策を探さなければならない」とも指摘。「マイナーで打撃を磨き、ドジャース内野陣の隙を突く計画は、現時点で実現が難しそうだ」と見解を示している。

 さらに同メディアは、「打撃能力が貧弱。韓国で3割打者だったが、米国では通用していない。メジャーはおろか、マイナーでも打撃不振に苦しんでいる」と記述。「ぼろぼろの数字。最低でも3割は必要だ。そうでなければ、“ワールドシリーズ(WS)ディフェンディングチャンピオン”ドジャースの内野陣に対抗できない」と続けていた。

 母国の期待が大きいキム・ヘソン。はたしてここから巻き返せるか、韓国球界の未来を担う若き26歳の挑戦は続く。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】ド軍の打撃改造計画は「無謀」 マイナー降格の逸材キム・ヘソンの現状に韓国メディアが不満「チーム選びが間違っていた」

【関連記事】NPBは「ヤジがない」 無念の離脱となったベッツが帰国前に語った“日本のマナー”「みんながひたすら集中してる」

【関連記事】佐々木朗希のベンチ引き上げ態度に向けられる”厳しい目”…WBC元米国代表が指摘「フィールドでこのような感情を見せることは許されない」