B2ベルテックス静岡が2日、愛媛戦(5、6日)に向けて静岡市内で調整した。今節は県内初の試みで、SVリーグの東レアローズ静岡と、このはなアリーナでの同日開催が実現。筑波大出身で、バレー界に知人もいるという加納誠也主将(35)は「静岡のスポ…

 B2ベルテックス静岡が2日、愛媛戦(5、6日)に向けて静岡市内で調整した。今節は県内初の試みで、SVリーグの東レアローズ静岡と、このはなアリーナでの同日開催が実現。筑波大出身で、バレー界に知人もいるという加納誠也主将(35)は「静岡のスポーツ界にはいいこと。お互いのファンが少しでも違う競技に興味を持ってもらえたら」と、説明した。

 県内を本拠にする異競技の2チームが、タッグを組む。同じ会場で同日に公式戦を行うことで、新たなファン開拓を狙う。ベルテックスの試合を以前観戦したという東レ関係者はファン層の違いに着目し、「女性が多いバレーに比べると、ベルテックスの試合は家族連れが目立っていた。お互いに共有できればいいと思う」と、期待。森高大ヘッドコーチ(35)も「すごくいいこと。相乗効果が生まれればいい」と、うなずく。

 スポーツで県内を盛り上げる。ベルテックスは現在、西地区3位。前節の神戸戦でプレーオフ進出は決めたが、リーグ戦もあと6試合で、2位・鹿児島とは2差と逆転のチャンスも十分。来場してくれるバレーファンにバスケの魅力を伝えるためにも熱い戦いで勝利を届ける。(塩沢 武士)