昨年8月のボクシング全日本アンダージュニア(UJ)王座決定戦57キロ級で日本一に輝いた札幌清拳ジムの森山柚樹(15)が、U17アジア選手権(4月19~30日、ヨルダン・アンマン)の日本代表に選ばれた。自身初の国際大会に向け、接近戦での打ち…

 昨年8月のボクシング全日本アンダージュニア(UJ)王座決定戦57キロ級で日本一に輝いた札幌清拳ジムの森山柚樹(15)が、U17アジア選手権(4月19~30日、ヨルダン・アンマン)の日本代表に選ばれた。自身初の国際大会に向け、接近戦での打ち合いを強化。新スタイルで世界への階段を上る。

 視界が大きく開けた。昨年8月の全日本UJ王座決定戦を制した選手の中から、同12月の日韓合宿(東京)を経て、有力階級の男子6人、女子2人が選抜され、アジアの戦いへ挑む。4月に北広島西高に入学したばかりの森山にとって、最初の舞台がいきなり国際大会。驚きつつも「やってやるぞ」と闘志をかき立てている。

 新たなスタイルを完成させた。これまでは足を使って相手に捕まらない距離を保ちながらポイントを稼ぐ戦い方だったが、相手に詰められた時の対応が課題だった。求めた新境地は、自ら前に出ての接近戦。「自分から手を出してチャンスをつくり出し、打ち合いでも負けないように」とパンチ力、コンビネーションを磨いた。同時にメンタル面の弱さも克服。一段高いレベルへと成長中だ。

 同大会の結果次第では、10月にバーレーンで開催されるアジアユース大会の代表にもつながる。「国内では対戦したことがないタイプの選手もいると思う。そこで自分のボクシングがどれだけ通用するか楽しみです」と話す。

 高校ではインターハイや選抜大会を目指すが、それに先駆けてのアジア進出。16日に出発するまな弟子に、清拳ジムの田中康行会長(49)は「可能性を広げて帰ってきてほしい」と期待している。(石井 睦)

 ◆森山 柚樹(もりやま・ゆうき)2009年12月3日、札幌市生まれ。15歳。しらかば台小4年からボクシングを始める。札幌東月寒中から今春、北広島西高進学。右利きだが一昨年12月から左にスイッチ。得意パンチは右ジャブと右アッパー。175センチ、57キロ。家族は両親と兄、弟、妹。好きな選手はWBC世界バンタム級王者の中谷潤人。