「明治安田J1、横浜FC0-1神戸」(2日、ニッパツ三ツ沢球技場) 神戸は横浜FCに1-0で競り勝ち、2勝目を挙げた。町田から今季途中に加入したFWエリキ(30)が挙げた1点を守り切った。広島は首位の鹿島を1-0で破り、勝ち点14とした。…
「明治安田J1、横浜FC0-1神戸」(2日、ニッパツ三ツ沢球技場)
神戸は横浜FCに1-0で競り勝ち、2勝目を挙げた。町田から今季途中に加入したFWエリキ(30)が挙げた1点を守り切った。広島は首位の鹿島を1-0で破り、勝ち点14とした。鹿島は7試合ぶりの黒星。町田はFW相馬勇紀(28)の得点でG大阪を1-0で下して勝ち点16で鹿島に並び、得失点差で2位。最下位の新潟は福岡に0-1で敗れて開幕8戦勝ちなし。C大阪は岡山を2-1で破り、7試合ぶりに勝った。
3連覇に向けて、暗雲漂うチームを救ったのはまたも背番号27だった。後半29分に値千金の勝ち越しゴールを決めると、駆け込んだゴール裏のサポーターの前で、FW大迫らから手荒い祝福を受けたエリキ。「チームの勝利に貢献できて本当に幸せ」と満面の笑みを浮かべた。
0-0の後半21分にピッチに入ると8分後、DFトゥーレルのパスに反応し、キーパーの股を抜いた。2得点で今季初勝利に導いた第6節の湘南戦に続く決勝点。開幕から苦戦が続くチームで、3月に町田から新加入した男が救世主的な活躍を見せている。
だが、陽気なブラジリアンは意外な胸の内を明かす。「救世主とかそういうふうに自分にスポットライトが当たるのはあまり好きじゃない」。試合前まででJ1通算69試合26得点を記録していた点取り屋は「僕は何より味方が活躍するのを見たい人間なので。やっぱり味方に点を取ってほしいと思っている」とフォア・ザ・チームの精神でいる。その姿勢がチームメートのFW武藤から「人間的にもパーフェクト」と絶賛される要因だろう。
互いにVARでゴールが取り消しになるなど、難しい一戦を勝ちきった。吉田監督は「勝つことによって自信を取り戻すきっかけになる」と価値ある2勝目にうなずく。これで首位鹿島との勝ち点差は7に縮まった。出遅れたが、まだまだ巻き返す時間はある。