「日本ハム3-1ソフトバンク」(2日、エスコンフィールド) 日本ハム・新庄監督が、本拠地の演出に言及。前日の開幕セレモニーやスタメン発表など、相手チームのソフトバンクに対しても凝った演出をしていることに「プロ野球のことをいつも考えてます。…

 「日本ハム3-1ソフトバンク」(2日、エスコンフィールド)

 日本ハム・新庄監督が、本拠地の演出に言及。前日の開幕セレモニーやスタメン発表など、相手チームのソフトバンクに対しても凝った演出をしていることに「プロ野球のことをいつも考えてます。何を言われようが、プロ野球のためになることはやっていきます」と語った。

 これまで演出は本拠地球団だけに行われるものが通例だったが、エスコンでは大型ビジョンで柳田のインタビュー映像を使用して雰囲気を盛り上げるなど、相手ファンもおもてなし。この日の試合でも音楽を流し、大型ビジョンを使ってソフトバンクのスタメンを発表した。

 SNSでは「ソフトバンクへもカッコいい演出をする」、「相手チームにもリスペクト」、「エスコンの演出すごいな」、「なんだこのカッコ良すぎるスタメン発表」などと称賛の声が上がっていた。

 新庄監督は「うちはウエート場とかもしっかりした設備を相手チームにも与えてますし。バッティングゲージも。相手チームもいい準備をさせて正々堂々と戦おうじゃないかといつも意識して、伝えてます。それは本当に大事なことなので。相手チームの主力選手がけがをすると、僕は悲しい気持ちにもなるし、そっちの方が面白いじゃないですか」と強調。ビジターチームとは設備面も含めて差があることが地の利のひとつだったが、球界の常識を覆した。

 ファンを楽しませる新庄イズムは選手だけでなく、球団全体に浸透。「(前日の)ソフトバンクさんの演出は見てないんですけどね。裏で待機してたんで。ソフトバンクさんのほうがカッコ良かった?(笑)同じくらいでしょ?ファイターズが先頭切って、まねされるようなチームでありたいです。相手チームを常に尊敬して、正々堂々とチームになってくれたら、僕はもういいかな」と笑った。