◆明治安田J1リーグ▽第8節 東京V2―2FC東京(2日・味スタ) 東京VとFC東京の「東京ダービー」は2―2で引き分けた。 前半20分に東京VのFW山見の左CKをDF林が頭で合わせて先制点を奪ったが、同43分にFC東京のFW佐藤が同点ゴー…
◆明治安田J1リーグ▽第8節 東京V2―2FC東京(2日・味スタ)
東京VとFC東京の「東京ダービー」は2―2で引き分けた。
前半20分に東京VのFW山見の左CKをDF林が頭で合わせて先制点を奪ったが、同43分にFC東京のFW佐藤が同点ゴールを決めて、前半は1―1で折り返し。
後半7分に、東京VのFW染野がボールを保持したFC東京のGK野沢に猛プレスをかけて、相手が交わしにきたところを右足でゴールに押し込んで勝ち越しに成功したが、後半44分にセットプレーの流れからFC東京のDFエンリケトレビザンが頭で同点ゴールをねじ込み、試合は2―2で引き分けた。
昨年に続き、終了間際の失点で勝利を逃し、東京Vの城福浩監督は「今日来ていただいたサポーターと喜び合いたかったですけど、非常に悔しい結果となりました」と振り返った。
それでも、試合を通して前線からのハイプレスで戦い抜き、球際の攻防でも上回った場面も多く見せた。それだけに「前半、点を取ったことで重心が後ろになってしまったので、修正をして、後半は素晴らしいゲームをしたと思います。3点目を取れないのが今の我々の力だと思います。ただ、後から入ってくる選手の経験値を考えたら、私がこういうのを言うのはおかしいですけど、今、彼らを攻める気持ちにはなれない。この悔しい思いを経験として、成長して欲しい。それがこのクラブの唯一のJ1で戦える道筋なので。成長を促すには我慢が必要なので、若い選手がこれをどう捉えるか、我々がどう背中を押してあげられるか、そういう風に捉えています。なので、サポーターのブーイングは私個人に向けてだと思っています。今日の選手に向けては、自分の中ではあり得ないと思ってます」と思いを伝えた。