「プロレス・スターダム」(2日、後楽園ホール) 中野たむ、安納サオリのコズミック・エンジェルズ(コズエン)盟友対決が実施された。 4・27横浜アリーナ大会で、ワールド王者・上谷沙弥と同王座選手権&敗者引退マッチを行う中野が18分35秒、ト…

 「プロレス・スターダム」(2日、後楽園ホール)

 中野たむ、安納サオリのコズミック・エンジェルズ(コズエン)盟友対決が実施された。

 4・27横浜アリーナ大会で、ワールド王者・上谷沙弥と同王座選手権&敗者引退マッチを行う中野が18分35秒、トワイライトドリーム(リストロック式猛虎原爆固め)で安納から3カウントを奪取。試合後はかつてコズエンで僚友だったウナギ・サヤカが乱入し、3人でのタッグ結成の機運が高まった。

 下馬評では上谷が有利とされ、中野の引退がささやかれる中、盟友の安納と7年ぶり一騎打ち。互いに重いエルボーを打ち、顔を蹴り合う情念の込もった展開。それでも中野がビンタ約50連発で優位に立つと、最後はバイオレット・スクリュー・ドライバーからのトワイライトドリームで決着を付けた。

 中野は「今日は向き合ってくれてありがろう。負けていなくなるなんて、消し飛んだんじゃない」と安納に呼びかけた。「どこか不安だったけれど、中野たむは強い。信じている」と呼応されると「引退なんてしない。赤いベルトを取り戻したら、ベルトをかけてあなたと戦いたい」と初防衛戦の相手と約束した。

 大団円ムードの中、かつてコズエンの一員で、現在はフリーとして活躍するウナギ・サヤカが乱入。スターダムを解雇され、長らく離れていたことは、かねてから公言しており「コズエンを卒業したい」と4・6安城大会での3人の共闘を要求。「中野たむ、安納サオリ!横でおまえらを査定してやるよ!」と、決めぜりふであおった。

 団体の岡田社長から容認の構えを引き出したウナギは満足げ。自身の自主興行「ウナギ絶好調」(4月26日、両国国技館)で、スターダムのある選手に参戦オファーを出すことを予告して、意気揚々と引き揚げた。