<第156回九州地区高校野球大会鹿児島予選:鹿児島工 3-2 樟南>◇2日◇準々決勝◇平和リース球場 鹿児島工・不笠宗太郎(3年)、樟南・五反田 流星(3年)、県下屈指の好右腕の好投で1点を争う緊迫した好勝負となった。 1回裏、樟南は二死二…
<第156回九州地区高校野球大会鹿児島予選:鹿児島工 3-2 樟南>◇2日◇準々決勝◇平和リース球場
鹿児島工・不笠宗太郎(3年)、樟南・五反田 流星(3年)、県下屈指の好右腕の好投で1点を争う緊迫した好勝負となった。
1回裏、樟南は二死二塁から4番・迫山寛汰(3年)の右前打で返球が乱れる間に二走・政野宏太主将(3年)が生還し、先制した。
6回裏二死三塁の場面では、三走・竹下颯音(3年)が飛び出して三本間の挟殺となったが、相手のエラーで2点目のホームに滑り込んだ。
五反田をなかなか攻略できなかった鹿児島工だったが7回表に反撃。3回戦・加治木戦でも勝ち越し打を放った6番・今吉瑠生(2年)の中越え二塁打で1点を返すと、8回には一死二塁から「直球だけを張っていた」2番・堂園玄(3年)が中越え三塁打を放って同点。3番・小林虎徹(3年)の二ゴロで堂園が判断良く生還し、勝ち越した。
7回以降はエース不笠が三者凡退で切り抜け、シード樟南から金星を奪い、2010年秋以来、14年半ぶりとなる4強入りを勝ち取った。
力投した不笠は「樟南の2人の投手はすごいと思った。この2人と勝負して勝てたことが自信になった」と振り返っていた。