<第156回九州地区高校野球大会鹿児島予選:鹿児島工9-8加治木>◇2日◇準々決勝◇平和リース球場 出水中央は2年生左腕・竹山滉士朗、枕崎は3年生右腕・今村渉生、背番号10の両腕が好投し、3回までは両者無得点とテンポ良く試合が進んだ。 均衡…
<第156回九州地区高校野球大会鹿児島予選:鹿児島工9-8加治木>◇2日◇準々決勝◇平和リース球場
出水中央は2年生左腕・竹山滉士朗、枕崎は3年生右腕・今村渉生、背番号10の両腕が好投し、3回までは両者無得点とテンポ良く試合が進んだ。
均衡が破れたのは4回表、一死から四球で出塁した3番・迫田裕正(3年)が二盗を決める。「迫田は足が速いから、絶対返そうと思った」4番・浦崎寛大(3年)がフルカウントから鋭く左前に弾き返す。
チーム初安打が適時打となり、勢いづく。7番・長野凌平(3年)が中前適時打、8番・神川太駕(3年)が左前適時打で続き3点を先取した。
5回には二死から満塁の好機を作り、6番・竹山が右前2点適時打を放って追加点を挙げた。
6回は2番・中山光将(3年)の左越え適時三塁打に暴投で更に2点を加えた。
枕崎は竹山、7回はエース坂口楓(3年)、左腕2人の前に散発2安打に封じられ、得点できなかった。
初戦の川内戦、3回戦の川内商工戦に続いて3試合連続のコールド勝ち、完封勝利。右田一彦監督は「出来過ぎです」と謙遜しつつ「投打とも冬場で成長したところを出してくれている」とたたえる。次の相手は秋に敗れた神村学園。「秋の悔しさをぶつけて全員野球で挑む」と4番・浦崎は意気込みを語っていた。