10月4日、ニック・キリオス(オーストラリア)は、北京で開催されている「チャイナ・オープン」でミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を3-6、6-2、6-2で下し、準々決勝に進出した。「きつい試合になるだろうと思っていた」と言うキリオスは、11のエー…
10月4日、ニック・キリオス(オーストラリア)は、北京で開催されている「チャイナ・オープン」でミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を3-6、6-2、6-2で下し、準々決勝に進出した。
「きつい試合になるだろうと思っていた」と言うキリオスは、11のエースを決め、4度のブレークポイントのチャンスを全て逃すことなく、82分で勝利を収めた。
「ズベレフは、昔のテニススクールで教えていたようなプレーをするね。前に出て来たがるんだ」
「第1セットでサービスゲームをブレークされた時、もっとリラックスして自分のリズムを見つけなくちゃと思った。それからは、サーブも決まり始めて、落ち着いてプレーできるようになったんだ。勝利できて本当にうれしいよ」と語ったとATP公式サイトが報じている。
キリオスは、彼にとって今シーズン5回目のATPワールドツアーでの準決勝進出をかけて、スティーブ・ダルシー(ベルギー)と対戦することになる。
オーストラリア出身で22歳のキリオスは、8月にシンシナティで開催された、ATP ワールドツアー・マスターズ1000の「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」で初めて決勝に進出し、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦したが破れた。今シーズンの成績は29勝14敗。
先の全米オープンで準決勝進出を果たしたパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)をラウンド32で破り、勢いに乗るダルシーに対し、若さと身長で上回るキリオスがどのようなプレーを見せるかが注目される。(テニスデイリー編集部)※写真は準々決勝に進出したキリオス
(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)