「ドジャース-ブレーブス」(1日、ロサンゼルス) ドジャースのダスティン・メイ投手が2年ぶりにメジャーの先発マウンドに上がり、5回1安打1失点と好投。6三振を奪い、復活を印象づけた。 昨年5月以来、685日ぶりとなるメジャーのマウンド。右…
「ドジャース-ブレーブス」(1日、ロサンゼルス)
ドジャースのダスティン・メイ投手が2年ぶりにメジャーの先発マウンドに上がり、5回1安打1失点と好投。6三振を奪い、復活を印象づけた。
昨年5月以来、685日ぶりとなるメジャーのマウンド。右腕の手術、さらに食道の手術を乗り越え、つかんだ舞台で躍動した。初回3者連続三振の圧巻投球で立ち上がると、ベンチへ戻る際にはド派手なガッツポーズを繰り出した。
二回にベッツの適時失策で1点を失ったものの、最少失点で切り抜けた。「悪魔のツーシーム」と形容された150キロ台中盤のツーシーム、さらに強烈な曲がり幅を見せるスイーパーを軸にブレーブス打線を寄せ付けなかったメイ。三回、四回とスコアボードにゼロを並べ、許した安打はわずかに1本だ。
五回も続投した右腕。先頭を四球で歩かせてしまったが、ケルニックを高めのストレートで空振り三振。2球目がボールと判定された際にはロバーツ監督が怒りをにじませてベンチを飛び出しそうになった。続くアレンを遊ゴロ併殺打に仕留めると、マウンドで吠えた。ベンチではロバーツ監督らとハグをかわし、この回限りでマウンドを降りたが、復活を印象づけるには十分な内容だ。
23年5月18日のツインズ戦に先発し、1回を投げた後に右肘の異変を訴え、手術、さらに食道の疾患にも襲われたメイ。幾多の苦難を乗り越え、メジャーのマウンドで力を発揮した。スタンドでは闘病を支えた妻・アメリアさんも観戦しており、メイが三振を奪う度に中継カメラに映し出され、大きな注目を集めた。