2022年に34HP…楽天・西口はTJ手術経て支配下復帰 楽天の西口直人投手は3月28日、オリックスとのシーズン開幕戦(京セラドーム)で2シーズンぶりの復帰を果たした。2022年に大車輪の働きを見せた28歳右腕の球歴を振り返り、特徴を紹介す…

2022年に34HP…楽天・西口はTJ手術経て支配下復帰

 楽天の西口直人投手は3月28日、オリックスとのシーズン開幕戦(京セラドーム)で2シーズンぶりの復帰を果たした。2022年に大車輪の働きを見せた28歳右腕の球歴を振り返り、特徴を紹介する。

 西口は2016年ドラフト10位で入団。当初の4年間は1登板にとどまったが、2021年に33登板で57イニングを投げ、5勝3ホールド、防御率3.28。Aクラス入りに貢献した。2022年は自己最多の61登板で4勝無敗30ホールド、防御率2.26。リーグトップに1差の34ホールドポイントを記録した。

 2023年は故障の影響もあって26登板で4敗、防御率4.56。シーズン途中に右肘のトミー・ジョン手術を受け、同年オフに育成契約に移行。2024年の9月27日に2軍で実戦復帰し、今年2月に支配下復帰した。

 右腕の最大の特徴は奪三振の多さ。通算奪三振率は8.40に及ぶ。2022年は55回で59奪三振をマーク。奪三振率は9.54だった。

 1イニングごとに出した走者の平均値を示す「WHIP」は2021年で1.20。高数値をマークしたが、2022年は1.17とさらなる改善を示した。

 2024年、楽天のチーム全体の奪三振率はリーグ最下位だった。そうしたチーム事情も相まって、奪三振能力に長けた西口の存在は、チームに足りない部分を補う貴重なピースとなりそうだ。(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)