「阪神1-7DeNA」(1日、京セラドーム大阪) マウンドを降りた阪神・才木浩人投手(26)は、ベンチで悔しさを押し殺すように、23秒間タオルで顔を覆った。今季初登板は5回2/3を7安打4失点でKO。「ホーム開幕でああいう結果になってチー…

 「阪神1-7DeNA」(1日、京セラドーム大阪)

 マウンドを降りた阪神・才木浩人投手(26)は、ベンチで悔しさを押し殺すように、23秒間タオルで顔を覆った。今季初登板は5回2/3を7安打4失点でKO。「ホーム開幕でああいう結果になってチームに申し訳ないです」と言葉を紡いだ。

 勝負どころで踏ん張れなかった。同点の六回に1死満塁のピンチを背負うと、佐野、山本といずれも甘く入った変化球を捉えられ連続適時打を浴びた。「しっかり変化球を決め切れてたら、また結果は変わったのかなと。自分の技術不足です」と悔やんだ。

 歯止めは利かず、森敬に自身7年ぶりとなる押し出しの四球を与え、一挙3失点。DeNA打線の勢いに完全にのみこまれ、イニング途中で交代が告げられた。

 ホーム開幕戦を白星で飾ることはできなかったが「真っすぐの感覚はよかった」と収穫もある。1週間後には、甲子園開幕戦に登板することが濃厚で「もう終わったことなんで、切り替えてやっていくしかない。(次は)甲子園ですけど、いい入りができるようにやっていけたら」と前を向いた。