「ドジャース6-1ブレーブス」(31日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平投手(30)が3月31日(日本時間1日)、ブレーブス戦に「1番・指名打者」で出場し、今季初の1試合3三振。2試合連続無安打に終わったが、2四球、1得点で開幕から6…

 「ドジャース6-1ブレーブス」(31日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が3月31日(日本時間1日)、ブレーブス戦に「1番・指名打者」で出場し、今季初の1試合3三振。2試合連続無安打に終わったが、2四球、1得点で開幕から6試合連続出塁&得点を記録し、44年ぶりにチーム記録に並ぶ開幕6連勝に貢献した。六回には2試合連続盗塁となる二盗を決めた。

 まるで「50-50(54本塁打、59盗塁)」を達成した昨季のような積極走塁だった。6点リードの六回1死。この日2つ目の四球で出塁した大谷が、次打者・ベッツの打席で一気に加速し、二盗を成功させた。

 6-0の一方的な展開。それでも次の1点を求めてスタートを切った大谷にロバーツ監督は「いいタイミングの盗塁だった」と評価。昨年11月に手術した左肩の故障再発を防ぐためにキャンプから取り組んできた左手を地面につかないフォームに「見ての通り、今日は左手をついていなかった。本当にうまく滑っていたので心配はない」と合格点を与えた。

 初回に四球で出塁した際には、けん制を受けた際にオープン戦では禁じられていた頭から帰塁して右手を伸ばした。さらに次の投球で二盗を試みる積極性を見せた。

 指揮官は「基本的なスライディング。足から滑り込む時は手をつく必要はないというのがセオリー。つくべきではない。すでに彼は本当にうまくやっている」と話した。

 キャンプ期間中のロバーツ監督は、大谷の早期投手復帰を見据えて盗塁を制限する意向を示していた。しかし、開幕直前に方針を変更し、慎重に投球プログラムを進めていくことを決定。投手復帰時期が「未定」の大谷が昨季同様、打者専念で打って、走る。