ミキハウスの入社式が1日、大阪府八尾市のミキハウス本社で行われた。昨季限りで巨人を戦力外となり、1月からミキハウスの硬式野球部に入団した元ドラフト1位左腕の高橋優貴(28)、菊田拡和(23)らが出席した。 元巨人のオールドルーキー2人は、…

 ミキハウスの入社式が1日、大阪府八尾市のミキハウス本社で行われた。昨季限りで巨人を戦力外となり、1月からミキハウスの硬式野球部に入団した元ドラフト1位左腕の高橋優貴(28)、菊田拡和(23)らが出席した。

 元巨人のオールドルーキー2人は、主に大学を卒業したばかりであろう新入社員らに交じって入社式に臨んだ。菊田が「久々にスーツを着て、ちょっと体がでかくなったなと感じた。入社式とともにこの会社とともに大きくなっていければ」と言えば、高橋は「ちょっと懐かしい感じじゃないですけど、ジャイアンツを退団してから少し時間がたっているので。気持ちを新たにというか、新入社員になったんだなという気持ちになった」と新鮮さを感じていた。

 ミキハウスは昨年にも元巨人の桜井俊貴が入団しており、2年で3人のG戦士が所属することになった。高橋は同社野球部に入団したきっかけやいきさつを「桜井さんの影響もすごく強い。昨年は社会人のチームと試合をすることもありましたし、レベルの高さを身に感じていたこともあった。どこか良いチームはないかと探していたところに桜井さんからの話もあって、入社を決めました」と説明。菊田は「知り合いのつながりの中で、ミキハウスさんの練習会に参加させていただく機会があった。とても良いチームだなと感じて、入りたいという決断に至った」と話した。

 契約や社員としての待遇にもよるが、プロ野球選手とは異なって社会人野球の選手のほとんどは野球部での活動とは他に会社の業務も行う。菊田は物流部門に配属され、同社製品の梱包(こんぽう)などに携わっているそうで、「今までは野球だけの生活だったんですけど、会社を代表して野球をするのは社員からの期待も大きいですし、仕事をしながらというのも今までとは違う。環境の変化はありますけど、だんだん慣れてきた」と新しい環境でも適応していた。