米ツアー2年目の吉田優利は、今年出場した3戦全てで予選通過し、3月は日本の「Vポイント×SMBC レディス」でも優勝す…
米ツアー2年目の吉田優利は、今年出場した3戦全てで予選通過し、3月は日本の「Vポイント×SMBC レディス」でも優勝するなど調子が良い。2023年のQシリーズ(最終予選会)で米ツアーの出場権を得たが、1年目の昨シーズンは満足な成績を残せず、年末のQシリーズに再挑戦。見事に出場権を獲得した。
ルーキーイヤーは、ほとんどの選手が厳しい環境を体験する。移動の仕方や時差への対応、食事や事務処理に慣れることもそうだが、なんといっても初めてプレーするコースばかりというのもルーキーの試練だ。コースを知っているベテラン勢に混じってプレーするのは、新入りにとってそれだけでハンディキャップになる。
今年の吉田の好成績はルーキーイヤーの経験が生きてきたのも一因、と予想した。ところが、吉田にとっては少々事情が異なるようだ。今年これまでに出場した3試合を見ると、初戦の「ファウンダースカップ」(23位)は昨年不出場。2試合目の「ブルーベイLPGA」(25位)も出場できなかった。そして3試合目の「フォード選手権」(33位)は昨年出場しているものの、今年のアリゾナ州ワールウィンドGCとは異なるコース(同州セビルG&CC)で開催されていた。
初めてのコースという意味では、話はこれで終わらない。次に吉田が出場を予定している4月の「JMイーグルLA選手権」は、これまでロサンゼルスのウィルシャーCCで開催されていたのだが、コース改修工事の影響で今年に限りエルカバレロCCへと変更になった。昨年大会に出場した吉田にとって、またも初めてのコースとなる。
続くメジャー初戦「シェブロン選手権」は今年が初出場。翌週以降も“初めてコース”は続き、新規大会の「ブラックデザート選手権」、初出場の「みずほアメリカズ・オープン」、メキシコで新規開催の「リビエラマヤオープン」、エリンヒルズ開催の6月「全米オープン」に出場が決まったとしたら、こちらも試合で初プレーとなる。
吉田が昨年プレーしたコースでの大会出場は、6月第2週に開催される「ショップライトクラシック」(ニュージャージー州シービュー ベイコース)まで待たないといけない。この状況を本人は気にもとめていないようで、むしろそんな巡り合わせを楽しんでいるようにも見える。少なくとも吉田のメンタルは、もうルーキーではないようだ。(JJ田辺カメラマン)