「カンガルーカップ国際女子オープン」(岐阜県・長良川テニスプラザ/本戦5月3~8日/賞金総額7.5万ドル/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。 決勝は第1シードのワン・チャン(中国)とノーシードから勝ち上がってきた桑田…

 「カンガルーカップ国際女子オープン」(岐阜県・長良川テニスプラザ/本戦5月3~8日/賞金総額7.5万ドル/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。

 決勝は第1シードのワン・チャン(中国)とノーシードから勝ち上がってきた桑田寛子(島津製作所)の対戦となり、桑田が世界ランク79位(5月2日付)のワンを6-2 2-6 6-4で下して優勝を飾った。試合時間は1時間51分。

 桑田はワンとは今回が3度目の対戦で、2度目の勝利。今シーズンは3月に泉州(ITF5万ドル/ハードコート)の2回戦で対戦し、ワンが6-0 7-6(5)で勝っていた。

 桑田が100以内の選手に勝ったのは、2014年7月にワシントンDC(WTAインターナショナル/ハードコート)の1回戦で当時46位のアリソン・リスク(アメリカ)を6-0 7-5で破って以来で2度目となる。

 25歳の桑田は昨年の全日本選手権の優勝者。早稲田大学在学中にはインカレ3連覇(2010~13年)を達成している。国際大会のシングルスではこれまでに5勝を挙げているが、いずれも1.5万ドル以下の大会でのものだった。通算6勝目は7.5万ドル大会で、キャリア最大のタイトル獲得となった。

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【シングルス決勝】

○20桑田寛子(島津製作所)6-2 2-6 6-4 ●1ワン・チャン(中国)[1]

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

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選手コメント(情報提供◎カンガルーカップ国際女子オープン)

桑田寛子(シングルス優勝) 「相手はしつこく粘ってくるタイプなので、自分も相手以上にしつこく打ち続けることに集中しました。よいところでウィナーがとれたが、狙ったと言うよりも1本1本に集中した結果だったと思います。1.5万ドルや1万ドルでは優勝経験がありますが、まさか7.5万ドルの大会で勝てるとは思っていなかったのでとてもうれしいのですが、まだ実感は湧いていません」

(テニスマガジン/Tennis Magazine)