東京Vが31日、FC東京戦(4月2日・味スタ)に向けて非公開で全体練習を行った。 今季初の東京ダービーとなるが、過去のJ1での対戦成績は6勝4分け6敗で、勝敗のついた12試合中11試合は1点差で決着するなど激戦必至。開幕から7節を終えて、…

 東京Vが31日、FC東京戦(4月2日・味スタ)に向けて非公開で全体練習を行った。

 今季初の東京ダービーとなるが、過去のJ1での対戦成績は6勝4分け6敗で、勝敗のついた12試合中11試合は1点差で決着するなど激戦必至。開幕から7節を終えて、東京Vは勝ち点8の12位で、FC東京は同7で15位に位置するが、順位とは関係ない白熱した一戦を期待できる。

 東京Vが16年ぶりにJ1に昇格した昨季の東京ダービーは2戦2分け。特に最初の対戦では、東京Vが2―0でリードしながら、最終盤に同点に追いつかれて引き分けに終わるなど、悔しい思いを経験した。

 小3から東京Vの下部組織でプレーしているDF綱島は「自分たちが子どもの頃は(東京Vは)J2で、向こう(FC東京)はJ1でなおかつサポーターも何万人と入るビッグクラブ。育成年代で自分が東京の選抜に入っていても、FC東京に行きたいという選手も多かった」と振り返る。

 それでも、今は同じJ1のステージで戦うライバル。それだけに「(昨年は)2回とも勝てていない。勝ち以外は興味がない。このクラブがもっともっと大きくなるために、元々あった場所に帰るためにも、このダービーは負けられないですし、やっぱり2試合ありますけど、どっちも勝たないといけないし、最終的にFC東京よりも高い順位で終わらないといけないと思う。そのための次の一戦でもあるので、目の前の試合にただ勝つのみです」と決意を示した。

 なおJ1以外では、2011年にJ2で行われた2試合も2分け(0△0、1△1)。23年の天皇杯3回戦は、FC東京が1―1、PK9―8で東京Vに勝利した。